Uro Care泌尿器の健康ポータル

精液が出ない・膀胱へ逆流する:逆行性射精と射精障害

オルガズムがあるのに精液が出ない場合について、逆行性射精、無射精、精液量低下の違い、薬剤・糖尿病・手術との関係、妊孕性を解説します。

前方へ進む淡いリボンの一部が分岐して丸い器へ戻る曲線を描き、逆行性射精で流れの向きが変わることを表した概念図
射精や身体部位を描かず、本来外へ向かう流れが膀胱側へ戻る仕組みを、分岐して器へ戻るリボンで表現しています。© Uro Care 医学編集部
01

オルガズムと精液の射出は別の生理機能です

性的刺激が高まり快感のピークを迎える感覚がオルガズムで、精液が尿道から出る現象が射精です。通常はほぼ同時に起こりますが、神経や筋肉の働きが変わると、オルガズムがあっても精液量が少ない、外へ出ないという組み合わせが生まれます。

射精は、精嚢・前立腺・精管から精液成分が尿道へ集まる「射出準備」と、骨盤底筋の収縮で外へ押し出す「排出」の2段階で進みます[1][2]。膀胱の出口は同時に閉じ、精液が膀胱へ流れ込むのを防ぎます。

精液が見えないという1つの訴えの中に、膀胱へ逆流する逆行性射精、精液が尿道まで運ばれない無射精、分泌量が減る低精液量、射精管閉塞などが含まれます。感覚と精液の行き先を分けることが最初の確認です。

MEMBER PREVIEW

この先を読むには、会員登録が必要です。

無料会員登録後、Uro PlusまたはUro Programに含まれるPlus利用期間中は会員限定記事の全文を読めます。