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がん治療前の精子凍結:将来の妊娠に備える妊孕性温存

抗がん剤、放射線、精巣手術の前に行う精子凍結について、採取時期、凍結方法、精液所見が悪い場合の選択、将来の生殖補助医療を解説します。

小さな真珠状の点を半透明な淡い青色のカプセルが包み、外側へ続く金色の軌道が将来の選択肢を示すことで精子凍結を表した概念図
精子や凍結装置を写実的に描かず、がん治療前に妊孕性を保存して将来へつなぐ考え方を、保護された点と先へ続く軌道で表現しています。© Uro Care 医学編集部
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妊孕性温存は治療開始前に組み込む

抗がん剤、放射線治療、精巣・骨盤手術は、精子形成、射精経路、ホルモンへ影響します。治療後に精子形成が回復する人もいますが、その時期と程度を治療前に個人単位で見通すことには限界があります。

精子凍結は、治療前の射出精子を液体窒素下で保存し、将来の人工授精、体外受精、顕微授精へ使う方法です。ASCOの2025年更新とAUA/ASRMガイドラインは、将来の妊娠を考える男性へ、がん治療前の精子凍結を標準的な妊孕性温存として位置付けています[1][3]。

将来子どもを望むか決めていない人も、治療前に精子を保存できます。保存後は、利用、継続保管、廃棄を本人の意思で選びます。

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