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放射性薬剤が転移へ届く治療:VISION試験とルテチウム177-PSMA

PSMA陽性の転移性去勢抵抗性前立腺がんへ用いるルテチウム177-PSMA-617について、VISION試験の選択基準、生存利益、骨髄・唾液腺への影響を解説します。

金色の小さな光点が青緑の軌道に沿って円形の目標へ進み、放射性薬剤が標的へ届く治療を表した概念図
放射線画像や転移巣を描かず、PSMAを手掛かりに薬剤が届く考え方を、導かれる光点と軌道で表現しています。© Uro Care 医学編集部
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治療前のPSMA-PETで、薬が結合できる病変を確認します

ルテチウム177-PSMA-617を用いるには、前立腺がん病変がPSMAを十分に発現していることが必要です。VISION試験ではガリウム68-PSMA-11 PET/CTを行い、少なくとも1つのPSMA陽性病変があり、一定の大きさを超える明瞭なPSMA陰性病変がない患者を選びました[1]。

PSMA陽性の骨転移が多数あっても、大きなPSMA陰性肝転移があれば、その病変には治療薬が集まりにくくなります。PETは転移数を数えるとともに、全身の病変へ標的が保たれているかを調べます。集積が高い患者ほど反応しやすい傾向も解析されました[4]。

PSMA陽性は、基準臓器より高い集積を示す病変があることを指します。大きなPSMA陰性病変には放射性リガンドが届かず、その部位が進行しやすくなります。FDG-PETを併用したTheraPとは選択基準が違う点も確認します[1][5]。

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