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膀胱全摘の前後を1つの治療として考える:NIAGARA試験

筋層浸潤性膀胱がんの手術前後に行うデュルバルマブ併用療法について、NIAGARAの対象、治療日程、効果、手術への影響を解説します。

中央の器を囲む円環が前後2つの区間に分かれ、膀胱全摘の前後を通した周術期治療を表した概念図
手術や病変を描かず、手術前と手術後を1つの流れとして扱う考え方を、切れ目のある円環で表現しています。© Uro Care 医学編集部
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手術前4コースと手術後8コースを、1つの治療として行いました

NIAGARAは、シスプラチン適格の筋層浸潤性膀胱がんに対し、ゲムシタビン+シスプラチンへデュルバルマブを加え、膀胱全摘後もデュルバルマブを8コース続けた試験です[1]。比較群は術前ゲムシタビン+シスプラチン4コースの後に手術を受けました。

免疫療法を手術前だけで終えず、摘出標本の結果を待ってから術後にも続けています。参加者はcT2〜T4a、N0またはN1、M0で、根治的膀胱全摘を予定していました。治療前の臨床病期、腎機能、聴力、全身状態を確認し、シスプラチンと手術の両方に耐えられる患者が対象です。

臨床病期N1には骨盤内の単一リンパ節転移が含まれます。N2以上や遠隔転移を持つ患者は対象外でした。胸腹部骨盤画像、TURBT病理、診察をそろえ、根治手術を前提にできる範囲かを治療開始前に確定します。

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